【20年越しの恩返し】通わない理容室と「スポンサー契約」を結んだ理由。

辺安名ご夫婦と3ショット

こんにちは。
株式会社Nostalgic Technology代表の太田です。

私たちの会社は、マーケティングやITの力を使って、クライアントの事業を加速させることを生業としています。

仕事柄、私は常に「効率」や「スピード」を追い求めています。
無駄を省き、最短距離で成果を出すことこそが正義。
私自身の生活もそうで、散髪はいつも自宅近くの「10分で終わるカット専門店」でサッと済ませています。

そんな「効率至上主義」の私が、先日、ある「最も非効率で、最も温かい場所」のスポンサー契約(活動支援)を結んできました。

今回のブログでは、その少し不思議なお金の使い方について、個人的な想いを綴らせてください。

20年越しに知った「借金」

沖縄市高原に、「Hair-studio Art(ヘアースタジオ アート)」というご夫婦で営まれている理容室があります。

オーナーの平安名(ヘンナ)さんは、私が小学生の頃に少年野球チーム「比屋根タイガース」や美東中学校の野球部に所属していた当時、誰よりも熱心にチームを応援してくれていた地域の大人です。

空港で横断幕と集合写真

大人になり、経営者となってから、当時のチームメートと話していて初めて知った事実がありました。

それは、平安名さんが当時、私たち子供の活動資金を陰ながら何度も支援してくれていたということ。自分の子供が所属しているわけでもないのに、です。

「あぁ、色褪せたアルバムの中にある大会の笑顔も、県外への遠征の思い出も、地域の大人たちの見えない優しさでできていたんだ」

その事実を知った時、私の中でそれは「20年越しの借金」に変わりました。
いつか必ず、利子をつけて返さなければならない。そう決めました。

なぜ、客として通わずに「スポンサー」なのか

今回、弊社はHair-studio Art様に対し、企業として正規のスポンサー契約を結びました。

目録の贈呈写真

お渡しした活動応援金は10万円。
決して巨額ではありません。しかしこれは、あの日、平安名さんが子供たちのために削ってくれた身銭に対する、20年分の「利子」です。

ここで一つ、矛盾があることにお気づきでしょうか。
冒頭で述べた通り、私自身はこの店のお客ではありません。

Artさんは、カットや顔剃りを含めると1〜2時間かけてじっくり丁寧に仕上げてくれます。今の私のライフスタイルでは、どうしてもその時間が捻出できません。

それでも、私はこのお店に、企業としてのお金を落としたいと思いました。

あの頃、私たち子供の未来を無償で支えてくれたように、このお店は今も、私の父や地元の友人たちにとって「なくてはならない憩いの場」として、地域を温かく包み込んでくれています。

私がデジタルの世界で「効率」を追求できるのは、地域に帰れば、父たちが安心して笑い合える「非効率だけど温かい場所」を、平安名さんご夫婦が守り続けてくれているからです。

もし、経済合理性だけでこのお店がなくなってしまったら、父や地元の友人たちの居場所も1つ消えてしまいます。

「私は通えないけれど、私の大切な人たちが集うこの場所は、絶対に守りたい」

そう考え、単なる一人の客として消費するのではなく、企業としてその「存在そのもの」を応援する形を選びました。

「Nostalgic」と「Technology」の間で

弊社の創業時から変わらない社名には、「過去の温かさ(Nostalgic)と未来の技術(Technology)を融合させる」という理念を込めています。

ITで利益を上げ、その利益を、ITでは決して代替できない「人の温もり」を守るために還流させる。
今回のHair-studio Art様への支援は、決してただの寄付ではありません。私たちが目指す「生きたお金の循環」への、未来への投資です。

平安名さん、そして奥様。
20年前は、私たちを温かく支えてくれて本当にありがとうございました。

これからは、私たちが地域を支える番です。

今後とも、株式会社Nostalgic Technologyをよろしくお願いいたします。

OKIリーダーズ20 バナー(縦長:コラージュ)

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